ハクア

ジューンブライド
硝子の歌姫
ジェリーのオルガン弾きながら
白亜の城に落ちてくる。



おりがみのスクエアおって
はくちょうのノーザンクロス
水を宿した兆しなど
約束の飛沫だろう。



ご覧、
あの人はだれよりも
掬いあげられたいと願った
青い、哀しい、寒い、寂しい…



(かみさまはそこで眼を閉じる、
そして―――)



天上時計、36°
砂をはらった空の港を
船はゆっくり出発した。

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