深層

喪った人を抱き締めた。 4月の暮れの無益な夢。 嵐の後に残ったあなたは もうあなたではなかったはずだ。 わたしはあなたを抱き締めた。 あなたのあたまが小さく揺れた。 あなたは両目を見開きながら そのやわらかいくちびるで かすかにひとつ、 ことばにならない息をした。 それは罪悪感なのか わたし…
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新化論

それはまるで 銀の檻に閉じこめた 森いろの球体。 かぜのなか産まれた むねにこみあげる懐かしさよ。 僕は遥かなる過去から湧き出る 真白き動悸にみみをかそう。 そして平らな土の下に組まれた 若い肋骨を叩こう。 ひらりさざめき ひるがえる帆と旗をたよりに きつく縛った紐で 歩きだす幼き靴。
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轍に水。

星空も、春のものになってきましたね。 その後、いかがお過ごしでしょうか。 めめもようやく学校に馴染み 通勤路にも迷わなくなってきております。 そろそろGWですね。 今日も部活で学校に行く途中 水の入った田んぼや しめった土のにおいで 五月の足音を感じました。 GWは田植えの時期。 こんな基本的なことも 街で…
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残光スペクトル

薔薇いろの 爪先に 金いろの ししゅうが ひいらりと 滑りおりてくる 夜です。 糖蜜を いってき ミルクにぽたり 垂らし 昆虫の翅にくるまって わたし とわの灯りを待って いました。 あの人の 平べったい舌に あお苦い 空腹が滴るひび わたしには 耐えられず よわむしな 磁力と あどけな…
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少女と駒鳥

きぁあきぁあ きぁあきぁあ 無数の駒鳥 埋められた窓 少女はくちびるを噛んだ。 (こころを 殺せば かなしくは ないけれど しあわせも来ない。) (骨無し軟体動物みたいに あたし、かなしかった。) きぁあきぁあ きぁあきぁあ 駒鳥の黒い 影、影、影。
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卒業、そしてこんご。

卒業シーズンですね。 今年の皆さま、ご卒業おめでとうございます!! こちらも数日前に学校へ行って参りました。 卒業式は中止だったのですが それに近いセレモニーがあり 卒業展を軽く見回ったり 学科の集合に参加したり 募金したりしてきました。 自分はスーツだったのですが 雨のなかでも意外に袴の子が多く きれいに笑…
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帰り道。

実家におります。 自転車をガタガタ揺らして 図書館からの帰り道。 ぶれた空にかすむ紫。 これでもちょっと都会の風景です。 ちょうど借りていた 物理学の本のなかに チェルノブイリだとか 東海村臨海事故だとか そういう話がのっていました。 まさか著者の方だって それ以上の事故が起こるとは 想像していなかった…
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猛威。

みなさま、ごぶじでしょうか。 神奈川におります。めめです。 当時は大学に行く途中の バスの中であったので 随分激しいアイドリングだと 頓珍漢に考えていたのですが、 大学に着いて色々知り愕然としました。 被災地の方々や復興に取り組まれている方々、 早い復興をこころからお祈りいたします。 こちらは無事でおり…
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結晶石

ほんのり ガラスの香り 真珠区にし 液晶の噴水 しゃわしゃわと みみ くすぐる 泡。みずいろの 夢。あわいゆめ ああ うまれるんだ。 この日にひとつ、せかいは。 そして胎児はきっとそっと つめたい音をきくのだろう。 繊細な六つの角を くずさぬよう ていねいに ひだりてをさしだした。 …
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根なし草音沙汰なし。

書かねばならないことを ずいぶん放置してしまいました。 薄曇りの寒い日々が続いていますね。 今から実家に帰ります、めめです。 というのも、めめは只今実家にすんでおります。 2月上旬に引っ越しをして 未だに引っ越し通知を出さず こちらでようやく報告させて いただきました。すみません。 郵便でこちらまで出したもの…
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ゆうべみる音

ゆうべみる音の限り かすれた喉の潮騒は めもとの影と同じ物 水のけや木にあぶくを吐き出し 小さな蟹は怯むのだ。 『此処には砂も岩もある。』 『然れどここに席はない。』 かもめは好奇心 さざなみの黄昏 沈黙のヤドカリに 曾て知りたる影法師 『此処には春も夏もある。』 『然れどここに朝はない。…
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すだちと種

さかなのきりみから こぼれるひかりの しおからいしる いのちのあと きっといま あなたに あえた いみ ね。   すっぱい   すだちい   ろどるつ   ぶつぶ。
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os d'or

あなたはそうして 僕になにも残さず ほこりのように あくたのように 風にまいちり過ぎました。 もみの木のいらだちも あさもやのゆううつも いまでは全てが懐かしい。 今だからこそわかるのです。 あなたが明日に 残したかった小さな楽園。 でもあのときの僕は それに気付くには幼くて あなたの太陽を頑な…
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焼いた喉、最後の夜。

(氷結した過去に) (理性の油) (色のない肝臓) (色あせた心臓) ふらふらと あたしは例の店に入る。 見覚えのある店員が 薄暗い店内へと迎え入れる。 似たように禿げ上がった サラリーマン数人を左に 無言でサラダ取り分ける 妙齢の夫婦を右に 確認し席についた。 (おなかま、ね。) …
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あとしまつ。

お久しぶりです。 そつせいもひとくぎりつき ようやく一段落しました。 公演見にいらしてくださった方 そつせいに携わってくれた方 ほんとうにありがとうございました! まだ来週の引っ越しや 就活なども残っておりますが 色々終わったなあと感慨深いです。 後輩からいただいた色紙も 大切にしたいと思います。 何にもして…
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こつこつ。

携わってるお芝居の パンフを制作しております。 そつせいやばいのに何やってるの!! 公演は来週の12日、13日です。 もしお時間ありましたら よろしくお願いします…!! ちょっとした宣伝。 さて、そつせいやってきます…。
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あけおめです!!

クリスマスは逃してしまったので、 新年は簡単ですが きちんとごあいさつから。 昨年も大変お世話になりました。 さまざまな面で節目の年でしたが、 ひとつひとつの出来事を振り替えると どれも今しかできない経験で 多くのかたのご厚意に 沢山笑顔を頂きました。 ほんとうに、感謝です。 今年もよろしくお願いいたしま…
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小声ばなし。/注釈

ご無沙汰しております。 こんな時間にこっそり更新。 今回は ちょっと恥ずかしながら 三連ちゃんあげた詩の 解説から。 妖精…l 星の少年…l(モラ) もりのひと…l(天光/モラ?) 花…R lはそれぞれ別人です。 モラ→モラトリアム 円卓→上下のない(平等な)席 天光輪→光輪+天気輪(けんじ先生…
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