はじまりの夢

青い羽根をポケットに忍ばせて
ボクらは遥かなる夢幻を歩く。
有限の時計はいま雲に隠れ
パステル色の雨を降らしている。



色とりどりの音は耳をうるおし
幾度となく夜の寒さを和らげた。
エナメルの剥がれた土の上に
やわらかい若葉が始まりを告げた。



まるで、歌うように、世界は
深い息を吐く。キミは今、みぎまわりの幸せ?
まるで、笑うように、未来は
淡い糸を巻く。キミは今、みぎあがりの幸せ?



季節は春。積もった雪は既に溶け
二人の間に吹く風は、光の蜜と共に在るのだ。

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